歌が下手に聞こえるのはなぜ?歌声に自信がない人のためのボイトレ方法
- 自分の歌声を好きになりたい
- どうして歌が下手に聞こえるのか?
- 歌が下手に聞こえてしまう改善方法を知りたい
自分の歌声を聴くとヘタに聴こえちゃうよ…
もっと自信を持てるようになりたい。
ひょっとしたら、心理的な理由から自分の歌がヘタに聴こえるかもしれないね。ぼくも自分の歌声を録音した音声を聴くのが苦痛でした。
心理、歌い方を疑え!あなたの歌声が好きになるためのガイド
歌が下手なわけではないのに、実際に歌った声を録音すると思っているよりも下手に聞こえてびっくりした、落ち込んだ…という経験がある方は多いでしょう。
特に歌声に自信がない人にとっては、歌が下手に聞こえるというのは自己評価を下げるものです。
今回は、どうして歌が下手に聞こえるのか、歌が下手に聞こえるのを改善する方法について解説します。これらを参考に、自分の歌声を改善し、自信を持って歌うことができます。
自分の歌声をもっと好きになりたい方もチェックして、自信を持てる歌声にしましょう!
心理的に歌が下手に聞こえる2つの理由
歌うことは自己表現の一種ですが、歌が下手に聞こえるというのは悔しいものです。
しかしながら、心理的な理由によって歌が下手に聞こえることもあります。歌が特別に下手なわけではないのに、自分の歌が下手に聞こえるのには理由があります。
今回は、自分の歌声が下手に聞こえる心理的な理由を2つ紹介します。これらの理由を知り、自分の歌を改善することができます。
歌の上手い人と比較してしまう
一人一人が違う顔を持つのと同じように、歌声にもそれぞれの個性があります。
好きなアーティストのように歌いたい、身近にいる歌の上手い人に憧れるという気持ちが強い方ほど、その歌声と自分の歌声を比較して落ち込んでしまいます。
誰かとまったく同じ歌声で歌うことはできない、ということをまず理解しましょう。
いったん誰かと比較するのをやめて、改めて自分の歌声を聞いてみてください。自分ならではの歌声も愛せるようになるでしょう。
その上で自分の歌が下手に聞こえるのであれば、どんな部分が下手に聞こえるのか、理想の歌い方ができないのはなぜかを研究し、改善していきましょう。
誰かと比較ばかりしていても、自身の歌の上達にはつながりにくいです。
体内で感じる音と空気を伝わる音の違いにギャップを感じる
自分で発生する声は骨を伝わって自身に返ってきます。一方で他人の声や音は空気を伝わって耳に届き、脳で処理されます。
空気を伝わる音よりも骨を伝わる音の方が低く感じるとされており、そのため自分の中で感じている声と録音された自分の声にはギャップを感じるケースが多いです。
自分の声であっても録音した音はなかなか聞きなれないため、歌が下手に聞こえる、または気持ち悪く聞こえてしまいます。
自分の歌が下手に聞こえる3つの理由
自分の歌が下手に聞こえると、自信を持って堂々と歌えなくなってしまいます。このような経験をされている方も多いはずです。
今回は、自分の歌が下手に聞こえる3つの理由について解説します。
歌い方を改善する、自分の歌い方のクセを把握すれば、自分の歌声ももっと好きになれるかもしれません。これらの理由を知り、自分の歌を改善することができるでしょう。
- きちんと発声できていない
- クセのある歌い方をしている
- 声が必要以上に震えている
きちんと発声できていない
リズムや音程は合っているのに歌が下手に聞こえる理由の一つに、発声が甘いというものがあります。
一音一音の発声があいまいだったり、単語が聞き取れないなどの不快感があると下手に聞こえる可能性が高いです。
口を大きく開き、はっきりと発音するように意識してみてください。母音の「あいうえお」を丁寧に発音することで、声の出し方を覚えましょう。
クセのある歌い方をしている
クセはその人の魅力の一つでもあり、無理に矯正する必要はありません。クセのある歌い方をしていると、下手に聞こえることもあります。
たとえば
- サザンオールスターズの桑田佳祐さん
- Mr.Childrenの桜井さん
- Charaさん
などをイメージしてみてください。非常にクセのある歌い方と声が特徴ですが、それが大きな魅力になっていたり、豊かな表現につながっていることもあります。
自分のクセを気持ち悪い、下手だと決めつけてしまわず、個性を活かす歌い方ができないか考えてみるのもおすすめです。
声が必要以上に震えている
リズムや音程が合っていても声が必要以上に震えていると、ブレた印象になって歌が下手に聞こえます。
- もともとの声量が少ない
- 歌声に自信がない
- 伸ばす音が苦手
など、声が震えてしまう理由はたくさんあります。
録音したときに声が震えているように感じる場合は、まっすぐ伸び伸びと発声するトレーニングを取り入れてみましょう。
正しい姿勢で立ち、お腹から息を吸い、声を出すことが大切です。息を十分に吸ってから歌い始めることで、安定した音が出やすくなります。
歌が下手に聞こえる人のためのトレーニング方法
歌が下手に聞こえると悩んでいるあなたへ、歌が下手に聞こえる人に効果的なトレーニング方法を5つ紹介します。
自分の歌声に違和感があるものの、これ以上どうトレーニングすればいいかわからないという方はぜひ試してみてください。
- まずは自分の声を聞きなれる
- 自分の歌声のクセを見つめ直す
- 喉を締め付けずに開いて歌う
- 息を吸う量と吐く量をコントロールする
- リップロールで滑舌をよくする
まずは自分の声を聞きなれる
録音した自分の歌声に違和感があるのは、音の伝わり方から考えても仕方のないことです。まずは自分の歌声に慣れるところから始めましょう。
どこが悪いのか、どう改善されたのかを確認するためなど自分の声を聞き直す機会はたくさんあります。
聞きなれて違和感をなくしていけば、より的確に自分の弱点や強みを見つめ直すことができるでしょう。
自分の歌声のクセを見つめ直す
自分の歌声に強いクセがあるという方は、そのクセについて今一度しっかり向き合ってみてください。
あまりにも違和感が強く、自分の理想の歌い方とかけ離れているのであればクセを取り除くトレーニングをしなければなりません。
ですが、そのクセも自分の魅力にできる可能性もあります。クセを魅力に変えるためにはボイトレをして歌唱力を上げることも大切ですが、クセの良い点を伸ばし、悪い点を改善していくことも大切です。
自分一人では限界がある場合も多いので、プロに聞いてもらう、ボイトレ教室の無料体験で相談してみるなどの方法もおすすめです。
喉を締め付けずに開いて歌う
歌うときに緊張したり、自信がなかったりすると、心の緊張が体にも伝わり、喉が締まってしまいます。
喉を締め付けたまま歌うと呼吸が上手くできず、
- 必要以上に声が震える
- 声量が不安定になる
- 音程が不安定になる
などのデメリットがあります。
声が出にくいのに無理に大きな声を出そうとすることで喉を傷めてしまう原因にもなります。歌う前に体の力を抜き、リラックスして歌うことを意識しましょう。
喉を開いて歌うイメージを持ってみてください。最初は難しいかもしれませんが、大切なのは慣れることです。
何度も一人で歌う、ボイトレを続ける内に歌うことに抵抗もなくなり、緊張せず、喉に負担をかけず歌えるようになります。
息を吸う量と吐く量をコントロールする
息を吸う量と吐く量が不安定だと声が震えたり聞こえにくかったりと、下手に聞こえてしまいます。
息の量をしっかりコントロールできるようになれば歌声も安定し、歌が上手く聞こえるようになるでしょう。呼吸をコントロールするには腹式呼吸が欠かせません。
まず、吸うときにはお腹をしっかり膨らませて体全部に空気を取り込むイメージ。お腹がぺたんこになるまでしっかり吐き出すイメージを持ちましょう。
腹式呼吸をマスターすれば、歌が上手く聞こえるだけでなく実際に歌いやすくなり、理想に近い歌い方ができます。
リップロールで滑舌をよくする
リップロールとは、口を閉じた状態で息を口から吐き、唇を高速で震わせる発声方法です。
唇や口、喉などの緊張を取り除き、柔らかくすることができます。これによって発音の悪さ、聞き取りにくさを改善しやすくなります。
息を一気に吐き出すのではなく一定の量を吐き出し続けることで呼吸のコントロールの練習にも効果的です。
リップロールをしながら発声すると音程の調節の練習にも役立ちます。 プロの歌手や声優など、声を仕事にしている方も本番前にはリップロールをしている方が多いです。
下記の記事でもリップロールの出し方について、解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
歌が下手に聞こえるクセを改善しよう
歌が壊滅的に下手というわけではないのに、録音した歌声を聞くと下手に聞こえる理由や、その改善方法について紹介しました。
歌うことは自己表現の一種ですが、残念ながら歌が下手に聞こえるクセがあることもあります。このような状況を改善することは、歌手としてのスキルアップに繋がります。
自分のクセや歌声は自分では気づきにくいものですが、聞き慣れることで自分の声の短所、長所が見えてきます。
本記事で触れたトレーニング方法を実践すれば、歌が下手に聞こえる悩みは解消されるでしょう。今すぐ試して、楽しく歌える自分になってくださいね!
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騙されたと思って自分の歌声を録音して聴いてみよう。歌を上達するために「歌がヘタ」と絶望し、自覚することも大事!