- 独学で音痴を治したい
- 音痴の種類を自覚したい
- 音痴を治すためのボイトレを知りたい

好きな歌を歌いたいけど音痴だから人前で歌う自信がないよ。恥ずかしいし…

音痴を治すには、ただ歌い込むだけでは改善しないよ。
まずは音程が取れない原因を知り、それに合った適切なボイトレで改善しよう!
音痴の原因を読み解く、後悔しないためのボイトレ選び
音痴が原因でカラオケで歌声を聞かれたくない、好きな歌を自信を持って歌えない…など、自分の歌が下手なことにお悩みではありませんか?
- 人から音痴を笑われたことがある
- 自分が音痴な気がして人前で歌うのが恥ずかしい
- 音痴すぎて好きなアーティストの歌を気持ちよく歌えない
今回は「歌が苦手…」と感じている方に向けて、音痴の原因と、それぞれに合ったボイトレ方法を紹介します。
一言で音痴と言ってもタイプはいろいろ。自分の音痴タイプに合わせたトレーニングをすることで、ちゃんと改善することができます。
「自分は音痴かも…」と悩んでいる方も、正しい方法でアプローチすれば必ず変われます。一緒に改善にチャレンジしていきましょう!
「音痴」にはいろいろな種類がある!

自分が音痴だとお悩みの方は、まず何が苦手なのかを把握しましょう。
音痴には、4つのタイプがあります。自分の音痴の原因を知って、それに合わせたボイトレ方法を探していきましょう。
音程を把握できていない「音程音痴」
音程をきちんと把握できないまま歌ってしまう音感音痴は、音痴の中でもとくに自覚しにくいタイプです。歌えているつもりでも意外と音を外しているかもしれません。
カラオケの採点で高得点が取れないという方は、一度自分の歌声を録音して確かめてみましょう。
また、喉の使い方が悪かったり、息を吐く量が一定でなかったりすると音程をコントロールしにくく、高音で音を外してしまったり、高低差の激しい歌を歌いこなせなかったりします。
声を出せる範囲が狭い「音域音痴」
出せる音域の幅が狭い音域音痴タイプ。高い音や低い音が出にくいため、歌える曲が少なかったり、自分に合う歌を見つけにくかったりします。
Aメロはスムーズに歌えるのにサビで歌えなくなってしまう、無理に声を出そうとして喉を傷めてしまうなどの経験はないでしょうか。
音域音痴は音感音痴とは違い、自分でも歌が下手な自覚がある方が多いです。自分の出せる音域は変えられないと思っている方も多いですが、音域はボイトレ次第で広げることが可能です。
まずは自分が出せる音域を理解し、正しい指導を受けて音域を広くしていきましょう。ボイトレ教室では音域を矯正してくれるコースもありますし、独学でも音域を広げることはできます。
歌のリズムに乗れていない「リズム音痴」
歌っている間に曲と歌がズレてしまう、手拍子に合わせられない、という方はリズム音痴かもしれません。音痴の中でもとくに多いのがリズムが取れないタイプです。
曲の基本であるリズムを感じ取れないと、音程が合っていたり、出せる音域が広くても、歌のリズムに合わせられず違和感が強くなってしまいます。
リズム音痴は、幼少期にきちんとリズム感覚を養われなかったことが原因であることが多いです。
鼻歌や演奏なしで歌っているときはきちんと歌えているはずなのに、カラオケや伴奏つきで歌うと思うように歌えないという方は、リズム感を磨くようにしましょう。
大人になってからでも、リズム感覚を養うトレーニングをすることで改善できます。
滑舌が悪く歌をきちんと表現できない「滑舌音痴」
滑舌は歌にも影響を与えます。普段から話しているときによく聞き返される、自分で滑舌の悪い自覚があるという方は、歌っているときも「滑舌音痴タイプ」になっているかもしれませんよ。
滑舌が悪いと、きちんと歌詞を発声することができず、相手に何を歌っているのか伝わりにくくなってしまいます。
それだけでも歌が下手な印象になり、せっかく音程が取れていても音痴だと思われてしまいがち。とくにテンポの速い曲や複雑な言葉が使われている曲を歌うときは、滑舌に一層気を付ける必要があります。
自覚のある音痴は治すことができる!

音痴の中でも音域音痴、リズム音痴、滑舌音痴など、自分で歌が下手な自覚がある場合は、独学のボイトレでも、しっかりと練習すれば十分に改善できます。
ただ、音程音痴は自分では気づきにくく、指摘されない限りなかなか自覚しにくいものです。
- カラオケでなかなか高得点が取れない
- 何度歌っても音程が合わない
- 映像や音声を聴きながら歌っても上手くいかない
こんな場合は、自分が音痴かもしれないと意識して、ボイトレを始めてみましょう。
独学でトレーニングする場合は、その都度自分の歌を録音して聴き返し、「何が苦手なのか」「どこが改善したのか」をチェックするのがおすすめです。
「音程音痴」のボイトレ方法
自分ではなかなか気づきにくい音程音痴ですが、音程音痴も改善できないわけではありません。
とくに高い音や低い音の声量が安定せずブレて聞こえる、音を外しがちという場合は、息の量がうまく調節できていない可能性があります。
空気を十分に吸えていない、喉が締まっていて声を吐き出せない、などの状態に陥っているかもしれません。声の量を安定させるためには腹式呼吸をマスターするのがおすすめです。
腹式呼吸とは、息を吸うときにお腹を膨らませ、吐くときにへこませる呼吸方法。普段私たちがしている胸だけの呼吸よりも、腹式呼吸の方が一度に多くの息を吸い込み、吐き出すことができます。
また、喉をリラックスさせるのも大切。体が緊張していると喉も締まってしまいます。歌う前には肩の力を抜き、足を肩幅程度に広げ、姿勢を正すことから始めてみてください。
ゆっくり腹式呼吸を繰り返し、喉をリラックスしてから歌い始めると声量が安定しやすくなりますよ。

「音域音痴」のボイトレ方法
出せる音域の幅が狭い音域音痴の方は、発声練習から始めましょう。動画サイトやボイトレアプリなど、自宅でも発声練習する手段がたくさんあります。
おすすめの発声練習は、ピアノのアプリを入れて音を鳴らし、自分がどの音域まで出せるのかをチェックします。高い音を練習すればいいのか、高い音を練習すればいいのか、がわかりやすいですね。
一通り低い音から高い音までを練習すると喉を使いやすくなり、自分に合わない音域の音も出せるようになります。
ですが一度練習しただけですぐに改善できるものではありませんので、毎日コツコツ地道な発声練習を続けることが大切です。
今すぐに音域音痴をなんとかごまかしたい!という場合は、今出せる音域に合う歌を選ぶのもおすすめです。
音域が狭いとなかなか見つけるのは難しいですが、複数のアーティストの歌を歌ってみて自分の歌いやすい曲やアーティストの傾向を把握しておくといいでしょう。

「リズム音痴」のボイトレ方法
リズム感がなく曲に合わせられないという方はリズム感を磨くことが重要です。メトロノームを使って一定の拍子を刻みながら手拍子をしてみてください。
始めはなかなか合わせられなくても、リズムをきちんと聞く力が身につけば手拍子も併せられるようになります。
リズム感が育ってきたと感じたら、今度はそのテンポに合わせて歌ってみましょう。手拍子のタイミングでリズムを取りやすくなり、徐々に手拍子なしでもリズム通りに歌いやすくなります。
先走ったり遅れたりしても、メトロノームでテンポを刻んでいるとズレがわかりやすいです。このメトロノームのアプリは無料で使えるので、気軽に始められますね!
「滑舌音痴」のボイトレ方法
滑舌が悪くてうまく歌詞を表現できない滑舌音痴の方は、滑舌を改善するトレーニングをしましょう。普段口をあまり開かずに話してはいませんか?
口をしっかり動かして話すだけでも、滑舌はかなり改善されます。口を大きく開けて「あいうえお」と言う、歌う前に口周りをしっかり動かすなどの練習をしてみてください。
喉が乾燥すると余計に声が出しにくくなり、さらに声が聞き取りにくくなってしまいます。
- 口を乾燥させるカフェインの多い飲み物
- 甘い飲み物
- 脂っこいもの
などはカラオケの間は避けることもおすすめします。

音痴を直すボイトレを始めよう!

音痴には4つのタイプがありました。あなたはどのタイプの音痴なのか自覚し、原因に適したボイトレをすれば改善できます。
音痴の種類 | 音痴の現状 |
---|---|
音程音痴 | 音程を把握できていない |
音域音痴 | 声を出せる範囲が少ない |
リズム音痴 | 歌のリズムに乗れていない |
滑舌音痴 | 滑舌が悪く歌をきちんと表現できない |
ボイトレと聞くと本格的なイメージがあります。しかし、ネットで簡単に調べることができる昨今、自宅でもトレーニングできる時代になりました。
- 好きな曲を淡々と歌いたい
- 人前でも自信を持って歌いたい
- カラオケで高得点を出したい
このような「今の歌声を変えたい!」と感じている方は、今日からトレーニングを始めてみましょう。
音痴は自分ではなかなか改善できているのか分かりづらいものですが、ボイトレ教室ならプロの指導を受けながら、正しく、そして効率よく音痴改善に取り組めます。
「もっと的確なアドバイスがほしい」「自分の歌声のクセを知りたい」という方には、音楽スクールに通うのもおすすめ。あなたにぴったりのスクールを探して、自信の持てる歌声を目指しましょう!


音痴を治すには音痴の原因を把握しよう!今回紹介した4つの音痴タイプのどれに当てはまるのか、チェックしてみてね!