- 「聞く」と「聴く」の違いって何？
- 歌の上達に効果的な聴き方
- 歌の練習における聴き込みの重要性
曲を聴くだけで、本当に歌が上手くなるの！？
ただ聴くだけでは上手くならないよ。
歌詞を丸暗記するくらい歌を聴き込んでみよう！
ボイトレの新常識！誰でも簡単にできる意外な方法とは？
「もっと歌が上手くなりたい！」と感じていませんか？
レッスンに通わなくても、手軽に歌唱力をアップさせる方法があるんです。もちろん、ただ曲を流して聴いているだけでは、なかなか上達しません。
でも、聴き方を少し工夫するだけで、それが効果的なトレーニングに早変わり！大事なのは、「どう聴くか」というアプローチです。
この記事では、「聴くだけ」でできる3つのボーカルトレーニング法をご紹介します。正しい聴き方を知って、あなたも歌のスキルアップに一歩踏み出しましょう！
歌の聴き方で歌は上手くなる
カラオケでお気に入りの曲をバッチリ歌い上げたい！…そう思ったとき、まず何から始めますか？
「ただ聴いているだけで歌がうまくなるなら苦労しないよ…」なんて思うかもしれませんが、実は“聴く”という行為こそが、好きな曲を上手に歌うための大事なステップなんです。
歌のレベルを上げるには、まず曲をしっかり聴くことが欠かせません。プロの歌い方やテクニックも、聴くことでどんどん学べます。
ここからは、歌唱力アップのためにおすすめの「聴き方」をご紹介します！
- 様々なジャンルの歌を聴く
- 歌手のライブや映像を見る
- 歌詞を読みながら聴く
- 歌を口ずさむ
定期的に聴くことも、歌を上達させるためには重要です。好きな歌手や曲を選んで、楽しみながら聴いてみましょう。
注意点として、「聞く」ではなく「聴く」を意識しましょう。似ているようで微妙に異なるこれら二つの概念を正しく理解することが、歌を学ぶ上で大切です。
曲を少なくとも50回以上は聴くことが大切。「聞く」と「聴く」は、似ているようで実は異なる意味を持っている。
「聞く」と「聴く」の意味を理解する
まず、「聞く」と「聴く」の違いを把握し、歌を聴く練習に役立てましょう。
| 聞く | 無意識に耳に入ってくる音（＝雑音） |
| 聴く | 集中して耳を澄ませる |
「聞く」は、耳に自然に入る音や声を指し、「うわさを聞く」「聞き流す」といった表現で用いられます。
これに対して「聴く」は、音や声に集中して聞き、内容を深く理解することを意味し、「音楽を聴く」「講義を聴く」といった場面で使います。
上手な歌唱には、単にイヤホンをして音楽を聞くだけでなく、意識的に聴くことが必要です。注意深く音楽を聴くことで、歌唱力の向上が格段に早まります。
音楽を集中して聴くことが重要。単に背景で流れる音楽を聞くだけでは、歌唱力は向上しない。
一曲を注意深く聴くことの重要性
この記事を読んでいるあなたも、きっと毎日のように歌を聴いているはず。すでに「聴く習慣」はしっかり身についていますよね。
次のステップは、「どうやって憧れのアーティストみたいに歌が上手くなるか？」ということ。曲の音域やテンポなど、細かな部分まで意識して聴いてみましょう。
「分析するなんて、なんだか大げさ…」と思うかもしれませんが、本気で上達したい人ほど自然と好奇心を持って分析しています。ちょっと意識を変えるだけで、歌い方がどんどんレベルアップします！
- 歌詞の背景にある感情
- 息継ぎのタイミング
- 曲の間の取り方
こうして意識的に好きな曲を繰り返し聴くことで、その曲への理解がどんどん深まります。
さらに、歌を本当に自分のものにするためには、「その曲がどんな思いで作られたのか」という背景にも目を向けてみましょう。自分の歌声にも自然と感情を乗せられるようになります。
感情を込めて歌うことは、歌唱力アップには欠かせない大切なポイント！心を込めて歌えば、表現力がぐっと増して、聴いている人にもしっかり伝わります。
曲そのものにも深みが出て、より魅力的な歌に仕上がりますよ。歌が上手くなりたいなら、同じ曲を何度も聴くことも大切ですが、一番大切なのは「注意深く聴くこと」です。
曲の構成を理解し、注意深く聴くことを心がけよう。
意識して聴くための3つのボイトレ方法
ここまで、「音楽を集中して聴くことの大切さ」についてお伝えしてきました。
「上手に歌いたい！」という目標を意識して音楽を聴くと、自然と目的を持って聴けるようになり、アプローチもぐっと変わります。
どれだけ歌が上手くても、曲の構成や流れを理解できていなければ、その実力も十分に活かせません。せっかくの表現力も活きないのは、もったいないですよね。
本当に上手に歌いたい、聴く人の心に響く歌を届けたいと思うなら、これから紹介する「3つのポイント」に注意して曲を聴いてみてください。毎回聴くたびに、インプットがしっかり身につきますよ！
歌詞の覚え方
歌詞をしっかり覚えるためには、とにかく何度も繰り返し聴くことが大切です。実際に歌い始めると、発声やメロディに気を取られて、つい歌詞が飛んでしまうことってありませんか？
実は「歌詞がまだ完全に頭に入っていない」ことが原因なんです。歌詞を覚えきれていないと、リズムや音程にも意識が向けづらくなってしまい、結果的に歌唱力の伸びも頭打ちになりやすいんです。
おすすめは、最低でも50回以上、その曲を繰り返し聴きましょう。繰り返し聴くことで、歌詞が自然と体に染み込み、リズムや音程にも余裕をもって取り組めるようになります。
まずは、歌詞を完璧に覚えることから始めてみましょう。それが、上手に歌うための一番の土台になりますよ！
移動時や休憩時間など、日常の隙間を活用して、曲を繰り返し聴くこと。
テンポやリズムの把握
テンポとは曲の速度のことを表します。リズムにはいろいろなパターンがあります
- 4ビート
- 8ビート
- 16ビート
など、現在の音楽業界では、1小節に8分音符を基本とした8ビートが主流ですね。
8ビートの主な代表曲は、下記のような代表曲があります。
- 前前前世/RADWIMPS
- ピースサイン/米津玄師
- リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION
16ビートは、8ビートよりも2倍細かく音を刻むリズムなので、より繊細な表現ができるのが特徴です。
とはいえ、歌が上手くなりたいなら「ビートの理論」を知ること以上に、リズムを体で感じることのほうが大切！音楽をじっくり聴き込んで、そのテンポやノリを体で覚えていきましょう。
ポイントは、「BPM（1分間に刻むビートの数）」を意識すること。メトロノームを使って、一定のテンポで歌う練習をすると効果的です。
ちなみに、メトロノームとは一定の間隔でカチカチと音を刻んでくれる音楽アイテム。ボイトレやリズムトレーニングに欠かせない“黄金の道具”なので、ぜひ活用してみてください！
メトロノームは、かの有名な作曲家ベートーヴェンが曲のテンポを定めるために使用していました。実はこの道具、200年以上も前から使われているんです！
無料アプリ「Smart Metronome & Tuner」を使用すれば、メトロノームを使ったような効果的な練習が可能です。このアプリを活用して、歌の練習をさらに充実させましょう。
メトロノームを使って一定のテンポで歌えるようになったら、次のステップは「リズム感」の習得です！
リズムとは、音の強弱やアクセントなど、音楽の流れをつくる周期的なパターンのこと。リズム感が良いと、歌全体がグッとカッコよくまとまります。
とくに、次の3つのポイントに注目してみましょう。
- 音の強弱：曲の表現力を高める
- ブレス（息継ぎ）：歌唱の流れをスムーズに
- 休符の長さ：曲のリズム感を整える
これらの要素に焦点を当てて、リズムを体に馴染ませることが、歌唱力の向上につながります。
曲の出だしでタイミングがズレてしまうときは、リズム感を鍛えるのがポイント。楽譜を見ながら曲を聴いて、音の強弱やアクセントを理解しよう。
音程の理解
歌詞やテンポ、リズムをマスターできたら、次は「音程」の習得にチャレンジしましょう！
音程に自信がない方は、音楽を聴きながら楽譜を見てみる練習がとても効果的です。音程がしっかり取れないと…
- 音の高さがよく分からない
- どこで音が上がったり下がったりするのか分かりにくい
- 正しい音程をキープできない
…といった悩みが出てきます。音が外れているのは分かるけど、「どうズレているのか分からない」ことも多いですよね。
そんなときは、楽譜を見ながら曲を聴いて、「このフレーズで音が上がる」「ここで下がる」という変化を目で確認しながら覚えていきましょう。
楽譜は「ぷりんと楽譜」などのサイトで1曲300～500円程度で手に入ります。曲を聴くときに楽譜を横に置いておくだけで、音程の変化がグッとつかみやすくなりますよ！
楽譜を手に取り、歌詞と音程を追いながら曲を聴いてみよう。
歌詞を丸暗記できるまで聴き込む
上手に歌いたいなら、まず「曲をよく聴くこと」が、誰でも簡単に実践できるトレーニングだと実感しています。
歌詞や音程がうろ覚えだと、どうしても思い通りに歌えません。だから、歌詞・リズム・音程を何度も繰り返し聴いて、自分の体にしっかり染み込ませることが大事です。
忙しい毎日でも、1曲5分くらいなら通勤中や家事の合間など、スキマ時間に十分聴けますよ！毎日少しずつ積み重ねて、着実に歌唱力をアップさせていきましょう。
- 通勤や通学の時間
- 昼休みの数分間
- お風呂や寝る前のリラックス時間
など、スキマ時間を上手に使って、歌を聴く練習を始めてみましょう！
毎日コツコツ続ければ、テクニックや理解が深まるのはもちろん、やる気も自然とアップします。一度にたくさん聴くよりも、毎日少しずつ聴く習慣をつけるのが大事です。
「ボイトレのやる気がなかなか続かない…」と感じたら、ボイトレ教室の利用もおすすめ！大手の教室なら無料体験レッスンがあるので、自分に合ったサポートを受けながら歌のレベルアップを目指せます。
おすすめのボイトレ教室は当サイトでも紹介中。近くの教室で気軽に体験して、あなたの歌唱力をグッと引き上げてみてくださいね！
これからの目標は、歌詞を完全に覚えられるまで曲を繰り返し聴くことです！
お風呂で大音量で何度も同じ曲を聴いていたら、家族から注意された経験があるよ…。聴く場所や音量に気をつけて、周囲に配慮しながら練習しましょう。
【Q&Aでスッキリ】歌の聴き方でよくある疑問を解決！
