- 高音を裏声で歌えない
- 裏声をキレイに出したい
- 裏声を出せない原因を知りたい

高音域の歌詞を裏声で歌えるようになりたいよ。

まずは裏声を出せない原因を知ることから始めよう!
裏声を習得できれば、高音域のサビも怖くない!
高音域の心配を吹き飛ばす!基礎から学べる攻略ガイド
カラオケで高音の曲を気持ちよく歌いきるには、「裏声」を上手に使いこなすことがポイントです。
- 裏声の出し方がわからない
- どのタイミングで裏声に切り替えたらいいの?
- 裏声がなめらかに出せない…
そんなお悩みを持っている方のために、今回は効果的な裏声の練習法を紹介します!
歌声を自在にコントロールして、カラオケでも高音パートを自信を持って歌えるようになりましょう!
地声と裏声の違いを理解する

まずは、地声と裏声の違いをしっかりと理解することから始めましょう。
歌唱時に裏声と地声を使い分けることのメリットは、以下のとおりです。
- 表現の幅が広がる
- 声の負担を減らす
- 高音の伸びやすさ
- 声域の拡大
- 独特の響きを生み出す
地声は、普段の話し声と同じような発声方法なので、喉の筋肉もリラックスした状態で声を出せます。
一方、裏声を使うときは、喉の筋肉にちょっと力が入る感覚があるはず。高い音を出すときは、喉にほどよく力を入れて、粘膜が振動するイメージを持ってみてください。これが高音を出すポイント!
とくに高音にチャレンジすると、喉まわりの筋肉の動きがどうしても制限されがち。そうなると、普段よりもたくさんの空気を吸い込んで、その分しっかり吐き出す必要が出てきます。
裏声を使うと「声量が小さくなる」「声が安定しない」と悩む方も多いですが、高音パートを美しく歌いこなすには、裏声のコツをしっかりマスターすることが大切なんです!
あなたはどれ?裏声の3タイプと特徴

裏声には、実は3つの異なるタイプが存在するのをご存じですか?
- ファルセット
- ヘッドボイス
- ミックスボイス
これらの裏声のタイプをしっかり理解して、場面ごとにうまく使い分けられるようになると、高音パートもグッと歌いやすくなります!
自分に合う裏声のタイプを見つけて、少しずつマスターしていくのがポイントです。まずは、裏声の3つのタイプの違いをきちんと押さえておきましょう。
ファルセット
ファルセットは裏声の中で最もポピュラーなタイプです。多くの人が「裏声」と聞いてイメージするのは、このファルセットの声質でしょう。
ファルセットは繊細かつ感情豊かな表現に適しており、透明感のある音色が特徴です。ただし、地声と比べてより多くの息を使って発声する練習が欠かせません。
ファルセットを上手に使いこなせば、後述で紹介するヘッドボイスやミックスボイスもスムーズに扱えます。当記事で紹介するコツを実践し、ファルセットを美しく響かせる歌声を身につけましょう。
ファルセットをより深く理解し、歌に取り入れるためのコツや練習法について、さらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。あなたの歌唱力が一段とレベルアップするはずです。
ファルセットは感情表現に適し、練習で他の声質も操れるようになる。
ヘッドボイス
ヘッドボイスは、まるで頭頂部から声が出るかのような発声法です。裏声の一種でありながら、ファルセットとは異なり、その音色は力強く、パワフルです。
ファルセットでは息の漏れが多くなるのに対し、ヘッドボイスは息漏れが少なく、芯のある声質を生み出します。
オペラ歌手が高音を響かせる際にも、このヘッドボイスの技術が用いられています。
ヘッドボイスをマスターすることで、裏声の不安定さを克服し、高音を安定して出すことが可能です。ただし、ヘッドボイスを習得するためには、まずファルセットの技術を身につける必要があります。
ヘッドボイスは力強く息漏れが少ない裏声で、高音を安定させる。
ミックスボイス
ミックスボイスは、地声と裏声を融合させた歌唱法です。
この方法では、地声と裏声の境界をなめらかにつなげながら、連続的に声を出していきます。実は、歌が上手い人でもミックスボイスの出し方には悩むことが多く、かなり高度なテクニックなんです。
でも、ミックスボイスをしっかり使いこなせるようになれば、歌の表現力は一気にアップ!歌える曲の幅もグンと広がります。
ミックスボイスをマスターするコツは、「喉の筋肉のバランス」。特に、喉仏の下あたりにある筋肉を意識しながら発声することが大事です。少しずつ感覚をつかんで、無理せず練習してみましょう。
ミックスボイスは、地声と裏声を融合させる高度な歌唱法。
裏声を出せない原因

裏声を出せない原因を解説していきます。
- 裏声が上手に出せない
- なかなか上達しない
- 発声方法が誤っている
といった問題に直面している方は、その根本的な原因を探りましょう。
自身が直面している問題の原因を特定し、それに対する解決策を見つけ出すことが大切です。息の使い方や喉のコントロールなど、問題の種類に応じた解決方法をここで紹介します。
息を上手に吐き出せない
裏声を出そうと意識すると、息が上手に吐き出せなくなってしまいます。
裏声は地声で歌うよりも不安定になりやすく、声も小さくなってしまいがちです。その分緊張し、余計に息のコントロールが難しくなります。
安定した裏声を出すには、呼吸が非常に大切です。正しい姿勢や呼吸法をマスターすることで、裏声がスムーズに出せるようになります。
息を上手に吐き出せない解決策は、地声で歌うのと同じようにお腹からしっかり腹式呼吸を意識し、声を前に押し出すようにしてみましょう。
声をマイクに向けて出すのではなく、30センチほど前に届くようなイメージで歌ってみるのもおすすめ。この歌い方は裏声だけでなく地声を安定させるのにも効果的なので、ぜひ意識してみてください。
喉が緊張している
喉が緊張していると、喉が退化してしまいます。普段から歌う習慣がないと、裏声を使うことはありません。
ほとんど歌わない、高音を使わない生活をしていると、喉の筋肉が弱まり裏声を出す力が退化してしまいます。
とくに男性の場合、変声期を迎える時期に裏声を出す機会が減少します。いざ変声期が終わって以前のように裏声を使って歌おうとすると「まったく出なくなっていた」というケースも多いです。
この場合は一から喉の使い方を変えて裏声の出し方を研究、練習しましょう。変声期を終える前と同じような声の出し方を無理に続けると、喉を傷めてしまいます。
発声方法が誤っている
裏声を出そうとしても思ったように声が出ない…そんな悩みを抱えている方、多いですよね。
実は、その原因は「発声方法の間違い」であることが多いんです。無理に高い声を出そうとしたり、喉に力を入れすぎると、裏声がうまく出なくなってしまいます。
特に初心者さんの場合は、喉の筋肉を上手にコントロールできていないことが原因かもしれません。
この発声のクセを直すには、まず喉をリラックスさせることが大事!さらに、口の開け方や舌の位置など、発声するときの体の使い方を見直してみましょう。
正しい発声法を身につければ、裏声もスムーズに出せるようになって、歌の表現力もグッと広がります。裏声が自在に使えると、自分の歌声にどんどん自信がついてきますよ!
裏声をキレイに歌うための3つのコツ

美しい裏声で歌うためのコツを、ここでしっかり紹介します!コツさえつかめば、理想の裏声が出せるようになって、歌える曲の幅もグッと広がります。
今回紹介するテクニックをぜひ実践してみてください。きっとあなたも「裏声が得意になった」と感じられるはず。新しい表現を手に入れて、裏声を使った歌にもどんどんチャレンジしていきましょう!
リラックスして歌う
裏声をキレイに出すには、リラックスすることが大切です。
ただでさえ裏声を出すときは喉が緊張している状態です。歌う前から体に力が入っていると、裏声はおろか地声も不安定な発声になってしまいます。
歌う前には深呼吸をして、肩、首を回し、喉の周りをリラックスさせましょう。ひざ、ひじ、手首などの関節も柔らかくほぐしておくと、体に無駄な力が入りにくくなります。
ですが、脱力しすぎると裏声を出すための喉の筋肉を上手に使えません。体はリラックスして声を出しやすく整え、喉には適度に力を入れて裏声を出す、というのがポイントです。
喉を締め付けて歌うのではなく、ぐっと力を入れて高い声を出すように意識してみてください。
鼻歌で歌う
リラックスして体の力を抜いたら、次に鼻歌の練習に挑戦してみましょう。裏声の上手な使い方を身につけるためには、鼻歌の発声法がとても効果的です。
口は閉じたままで、鼻を通じて声を響かせてみてください。鼻歌を歌う際の喉の動きは、裏声を使う時と非常に似ています。
喉を締めずにスムーズに鼻歌が歌えるようになれば、実際の歌唱時にも裏声を美しく出せるようになるでしょう。
頭の先を意識する
しっかりと芯のある裏声を出したい場合は、頭の先から声を響かせることを意識しましょう。
裏声、高音は不安定になりがちですが、声を出す場所、声を出す方向を安定させれば声質も変わります。
最初は難しいかもしれませんが、頭の先からより遠くへ声を飛ばすように歌ってみてください。腕を頭の横に置き、高い声を出すと共に前方に投げ出すように腕を伸ばす、という方法もあります。
このような練習を続けるだけでもしっかりと安定した歌声を出せるようになります。立って背中をまっすぐ伸ばして歌う、遠くを見ながら歌うこともおすすめです。
裏声を歌いこなせば高音も怖くない!

カラオケで高音域の曲を気持ちよく歌い上げるには、裏声のテクニックが欠かせません。裏声をしっかり身につければ、高音が印象的な曲も自信を持って楽しめます!
裏声をうまく出すために大切なのは、以下の3つのポイントです。
- 喉の正しい使い方
- 発声するときの意識の持ち方
- 体をリラックスさせるコツ
これらを意識しながら練習することで、裏声の安定感もどんどんアップします。今回紹介したコツやトレーニング法を試しつつ、練習を続けてみてくださいね。
ちなみに、裏声で美しく歌うためには「ハミング」も効果的な練習法!ハミングの具体的なやり方は、別の記事で詳しく解説していますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

歌うときは、中低音は地声、高音は裏声というふうに、声質をうまく切り替えるのがおすすめ!この使い分けができると、歌の表現力がグッと豊かになりますよ。ぜひ意識して練習してみてくださいね。

まずは、適切な方法でファルセットの発声を行うことからスタートしましょう。
【Q&Aでスッキリ】裏声でよくある疑問を解決!
