高橋優「虹」は人生の応援歌!泥臭くても立ち上がれ【熱闘甲子園テーマ曲】

この記事を読むと解決すること
  • 虹ってどんな曲?
  • どんな時に聴く曲なの?
  • 歌詞の意味を知りたい

野球少年の練習映像と虹の歌詞がピッタリ合うよね!

本記事では、高橋優のファン歴10年以上の観点から、こんな内容を解決するよ!

奇跡を待ちはしないよ、奇跡を起こしにいくんだろう

困難や壁にぶつかった人の背中を押してくれる、高橋優の応援ソング「虹」にフォーカスして、歌詞に秘められた熱い想いを語ります。

目次

虹は日々奮闘するすべての人へ贈る、応援ソング

高橋優は秋田県横手市出身のシンガーソングライターで、音楽活動以外にもマルチで活躍しています。

主な代表曲は、下記のとおりです。

  • 福笑い( 東京メトロCM曲 )
  • 明日はきっといい日になる(ダイハツキャストCM曲)
  • 虹( 2017ABC夏の高校野球応援ソング / 熱闘甲子園テーマ曲 )

今回は「虹」にフォーカスして、この曲に秘められた想いや歌詞に注目していきましょう。2017年、夏の甲子園を思い出してほしい。

今大会は現広島カープに所属している広陵高校「中村奨成」選手が、32年ぶりに更新する1大会6本塁打を記録したことで注目を浴びました。

まだ、記憶に新しい2017年の甲子園。高橋優は2017年の「夏の高校野球応援ソング」と「熱闘甲子園テーマソング」を担当しました。

虹は2017年7月26日に発売された、高橋優の16枚目のシングル「虹 / シンプル」に収録されています。当シングルはオリコンウィークチャート6位を獲得しました。

表題曲「虹」が発売されてから1ヶ月後には、iTunesトップソング5位にチャート入りして異例の反響を呼びました。

高橋優「虹」の制作秘話

高橋優は「夏の高校野球応援ソング」と「熱闘甲子園テーマソング」 を担当することが決まると、全国各地を巡る「曲作りの旅」を敢行します。

高橋優は球場に足を運び、試合に臨む球児たちの姿を見て、このように浮かんだといいます。

虹を待つな、虹になれ

この言葉をテーマに、高校球児や応援する人だけではなく、夢に向かって頑張る全ての人の背中を押すような曲に仕上げたと言います。

「高校野球」というテーマで曲を作るにあたって、高橋優はこのように語っています。

「苦労した点は、これまで“さあ、曲作りをしてください”と言われて曲作りをしたことがなかったんですね。自分一人で、密室の中での曲作りしかしたことがなかったので、“さあ、これから高橋さんが曲を書きます!”というハードルをあげられながら曲を作るのが、一番大変でした(笑)。でも、実際に試合をされている球児たちの背中を見ていたら、そういうちょっとだけ感じていたプレッシャーなんかはどうでもよく思えました。球児たちのかっこいい瞬間は、誰も見逃さないんですけど、かっこ悪い瞬間も結構、試合中にはたくさんあって。思っていたのと違う方向にボールがバウンドして、キャッチできなかったり、トンネルしてしまったり、そういうミスをしてしまう瞬間……それらを見て、スポットライトを浴びている、たった一人のスーパースターの曲ではなく、泥に塗れていたり、試合に勝てなかったり、でも勝ちに憧れて、諦めないで練習していたり、そういう人たちへの曲を作りたいと意識しました 」

引用:高橋優『熱闘甲子園』テーマソングを完成

高橋優は勝者だけにスポットライトを当てがちだけど、夢を叶えるために努力したすべての人が輝いていると語っています。

高校球児は甲子園という一生に一度の大舞台で勝ち抜くために、授業後も汗水流して一生懸命努力します。試合で負けたとしても、勝ちに憧れて諦めずに努力する人は美しいですよね。

夢に届くと信じて努力を続ける人には、きっと受け取ってもらえる応援歌です。

2018年高校野球の閉会式で起きた"珍事"が話題に

2018年の甲子園高校野球の決勝戦が終わった後に行われた閉会式で、虹がかかるというロマンティックな現象が起きました。

2018年の高校野球といえば、金足農業が秋田勢として103年ぶりに準優勝を果たしました。甲子園に「金農旋風」を起こし、世間中が 金足農業の快進撃に大注目しましたね。

金足農業高校は決勝戦まで強豪校から劇的勝利を何度も演じ 、メディアの勝敗予想を覆しました。まるで漫画のように、全員で1点を取りに行き、全員で守る野球がとても印象に残っています。

まさにこの歌詞を象徴させますね!

奇跡を待ちはしないよ それを起こしに行くんだろう

引用:高橋優「虹」

決勝戦では、野球ファンなら知らない人はいないであろう「大阪桐蔭高校」と対戦します。

スコアは「2-13」で敗北したものの、全国の野球ファンは感動の渦に包み込みました。

金足農業の吉田輝星選手は大阪桐蔭高校の打者に打ち込まれ、5回12失点で投手交代して、2018年は大阪桐蔭高校が春夏連覇を果たしました。

当時、金足農業高校のエース「吉田輝星」選手は、甲子園全6試合登板して、放った球数はなんと通算「881球」!

バッターの手元で浮き上がってくるようなノビのあるストレートは、松坂大輔選手を彷彿とさせました。

2018年の甲子園は、秋田県の金足旋風を起こしただけに、閉会式の虹はロマンティックを感じましたね。高橋優も「ドキドキしちゃった」とコメントしています。笑

歌詞の意味・解釈と考察

高橋優が歌う「虹」とは、いったいどんな曲なんでしょう?

虹に秘めた想いと熱い歌詞に注目します!

周りに飲まれて自分を見失うのが嫌だ

人生の良し悪しを裁く ルールなんかないのに
常識だ格式だはみ出せば タッチアウトだと雁字搦めの毎日

引用:高橋優「虹」

高橋優が18歳のとき、札幌の大学に進学するため、地元秋田を離れて一人で移住します。

札幌の商店街・ 狸小路で路上ライブを行うようになり、大学3年生で音楽の道を行くことを決意。

就活の時期になると、まわりが一変して「早く企業から内定を取らなきゃ」という空気になります。

きっと皆さんも経験されてますよね?(笑)

それでも高橋優はまわりの空気に飲まれず、自身が決めた音楽の道を行くことに決めました。

この事実はまわりに一切言わず、当時の高橋優はこのように思っていたそうです。

「まわりが就職していく中で、音楽で飯を食っていくことをバカにされたり笑われたりするのが嫌だった」

まわりが同じレールを歩くことを好まず、自分の信じた道を歩いた高橋優の学生時代。

この歌詞は当時の高橋優が大学時代に経験したシーンを、そのまま歌詞に書いたと思っています。

奇跡は努力した先に起きる

奇跡を待ちはしないよ それを起こしに行くんだろう
こぼれた涙に日が差せば虹がかかるよ

引用:高橋優「虹」

高橋優がメジャーデビューした年齢は26歳。

それまではアルバイトやチーフをしながら、路上ライブしたり自主企画のイベントを開催するなど、精力的に音楽活動してしました。

大学を卒業して周りが就職していく中で、高橋優はフリーターで過ごす毎日には、きっと僕には想像できない挫折と葛藤があったはず。

それでも高橋優は音楽の道を諦めず、夢を追い続けました。夢を追い続ければ、必ずしも夢は叶うという保証はどこにもないけど、努力しないと奇跡は起きない。

高橋優が諦めず努力を続けた結果、今では日本が誇る大人気シンガーソングライターになりました。

この歌詞フレーズは当時の高橋優がインディーズ時代に経験した挫折と葛藤が、歌詞に表れていると感じます。

悲しみあとに来るものは喜び

君が見た孤独や希望が その一喜一憂が
この世のどこかの誰かの悲しみの雨のあとの空を
7色に変えていく 7色に変えていく

引用:高橋優「虹」

一喜一憂とは、状況の変化するたびに喜んだり心配したりすること。

憧れの自分を想像してこうなりたいと願ったり、時には心を通い合わせたりできない孤独感に襲われることもあるでしょう。

上手くいかないときはドーンと落ち込んで、何もかもうまくいかないと悲観的に考えます。

皆さんにも「とてもつらい」と心が沈んでしまった経験ありますよね?それでも悲しみを乗り越えると、人は感謝して受け入れるようになります。

一度、あなたの過去を振り返ってください、、

過去に自分が犯した失敗を真剣に叱ってくれた人って、今になると感謝していて良いことを学んだな…と振り返ることが多いはず。

それは自分の失敗を受け止め、なんとか立て直したから。挫折と葛藤を乗り越えると、人は一回り大きくなれます。

悲しみを乗り越えた先には、虹のように輝かしい自分が待っています。

虹は「夢を叶える」ことを前向きに歌った一曲!

高橋優「虹」のCDジャケットの絵は地元「秋田」の球場の砂を使って描かれています。球児のいろんな想いがつまった汗と涙が混じった砂で描かれた素敵なジャケットですね!

ミュージックビデオには、かつて甲子園で活躍した二人にスポットライトを当てています。二人のドキュメンタリー映像で作られた感動的な作品になり、紹介文の手書き文字は高橋優が執筆しています。

虹を待つな、虹になれ

この言葉には、高橋優の曲作りの旅で「試合に臨む球児たちの姿を見て浮かんだ」といいます。「虹のように輝かしい未来を自分から叶えに行こう!」というメッセージが込められています。

虹を聴けば「夢を叶える」ことについて、前向きに受け取って前に進む勇気がもらえます。なかなかうまく進めなくても、一歩ずつ前に踏み出しましょう!

いつまでも奇跡を待っていても、一つも前に進まないよ。
今、自分にできることをやり続けて、自ら奇跡を起こしに行こう!

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